【ことばのはなし】おいも嫌いな人っていないでしょ
マクドナルドの影響か全日本で、いもが話題になっています。
いもが嫌いな人ってすごく少ないと思ってます。 私の周りでは何故か空前の餃子ブームがきていますが、その前はいもが不動の地位をもっていました。
ちょっとスナックを買うならポテトチップス。喫茶店のかわりにマックでフライドポテト。男はマロンを抱き、女の子へのおみやげにマロングラッツェ。
そんないもですが、ことわざにだってなっています。 ちょっとだけインテリィな感じでいきますよ
1.山のいもウナギになる
山の芋のように庶民の馳走が、高価なウナギになりかわるような、あり得ないことがおこる。
2.いもの煮えたも御存知ない
芋の煮え具合もわからないくらいぼっちゃま。
3.家柄よりいもがら
家柄なんかより、食べることの出来るいもの方がいい。
4.いもがらで足をつく
芋の茎に足をひっかけて転ぶくらい、うっかり失敗すること。
5.芋の子をあらう
サトイモを桶にたくさんいれて洗うときを思い浮かべるくらい、混雑してること。
見てみるとわかると思いますが、すごくいもが生活にとけこんでいて、それでいて庶民的かつ昔からありふれたものであることが分かると思います。
時には家柄をもしのぎ、裕福な育ちのものを馬鹿にするときにも引き合いにだされるのがいもです。
どんだけいもが好きなのよって、そんぐらいいもは根強いもんなのですね。いもだけに。
いもは、どんな劣悪な環境でも育つので戦時中はいもばかりを育てて食をつないでいたというし、いもはここまでくれば尊敬に値しますよね。
いも万歳、いも万歳!