おみその脳みそ

猫や時事ネタや、ネトゲや仕事で使えるコミュニケーション術を扱います。

【エセ科学用語「マイナスイオン」その2】

【擬科学としてのマイナスイオン

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BMiz , Asleep in the back)

第二回です(前回の記事はこちら)。

すでに行政処分まで起きているマイナスイオンですが、どこにそんな説得力があったのか、いまだに目が覚めていない人もいます。
私もいまだに論破されていないような夢うつつの気分です。

家電メーカ―によればマイナスイオンは、

空気中の原子や分子が、電子を得てマイナスに帯電したもの

マイナスイオンと呼ぶそうな。電子をたくさんとれと言っているのか?と不安になります。


『体内にマイナスイオンが増えると、プラス静電気を中和して無くしてくれるんですね。』
(全国マイナスイオン医学界会長 医学博士 堀口昇先生)
(©、科学的迷信2 攻撃編

ある番組ではマイナスイオンをたくさんとると、このプラスに帯電したプラスイオンと結合し、静電気は起きづらくなるんだそうです。
静電気が嫌いな私としては朗報です。

また同番組では、

家電から生まれる埃と結合したプラスイオンを多くふくみ静電気を帯電しやすい身体にしていることで、血液はドロドロとなり、健康に悪い状態を作る

(©、科学的迷信2 攻撃編

としています。
だからこそ、”マイナスイオンをとろう”という発想になるわけです。
番組は先程紹介したサイトに順を追って詳しく説明されています。

身体が静電気を帯びていることによって血液がドロドロになっていく状況というのはハンバーガーを食べたあとに似ていますが真実はいかに・・。

短い話が、

マイナスイオンをとる理由
『プラスイオンと中和させることで、静電気を帯びない体にするため』

ということですね。静電気がキーワードになりました。
短い決着となりますが、次回はマイナスイオンの正体にせまります。