おみその脳みそ

猫や時事ネタや、ネトゲや仕事で使えるコミュニケーション術を扱います。

【ファフロツキーズ】本当にあったゴールドシャワー

い浮かべてみてください。

photo by be creator

雲一つもない快晴で行楽日和。

あなたはたまさかの休日を利用し、

なんだか気持ちも良いので散歩にいくことにしました。

数分歩くとほどよく身体も温まってきて、

ポカポカしてきたので、公園で一休みすることにします。

そんな晴れとした陽気なので空を見上げると一寸の影が。

何かが降ってきます。

「べちょ」

肉々しい音を立てて、地面に落ちたのは緑色のナニカ。

「べちょ、べちょ、べちょ」

次々に降ってくる生物のようなもの。

やがて目がナニカを識別すると、それは蛙であった。

な~んて、聴く人によってはホラーな話。 そんなのあるわけないでしょ、しかもつまらんと一蹴しませんでしたか。今日は久しぶりに都市伝説にふれてみます。

詳細は続きから

実はこれ、古くは欧州では旧約聖書ルネサンス期の地理学者オラウス・マグヌス『北欧諸国史』の挿絵、日本では江戸時代の百科事典『和漢三才図会』などに登場するお話なのです。

だいたいのあらすじは、空から生物や物・金が降ってくるということで統一されています。 現代では「ファフロツキーズ」とよばれ、映画では「マグノリア」や、「エクソダス」で描かれております。 TVゲームではドラゴンクエスト10で「ゴールドシャワー」という金を降らせる技もあり、これも仲間にいれていいと思います。

また目撃事例は都市伝説の中でも多い方で、日本では2009年に石川県で数百を超えるオタマジャクシが一か所にふったという事件もありました。

古い書物には神話的に語られることがありますが、現代では5つの可能性が指摘されています。

1.たつまき説

・たつまきは非常に強い力で、その発生源にあるものを吸い上げてしまう。

ある映画では牛がたつまきにのみこまれていたが、大型の生物であっても楽々と持ち上げ遠くへ運んでしまう。

ファフロツキーズ現象では真っ先に疑われるが、近年では大気が安定した状態でのファフロツキーが多い。

2.錯覚説

・蛙落下現象を説明するのによくつかわれます。

 集団発生した蛙が町を横断する様子を観測した人物が

 蛙が空からふってきたのだと勘違いしたのではないかという説。

3.いたずら説

・だれかがいたずらをして、民家の庭に大量の生物をばらまいたのだという説。

4.飛行機原因説

・飛行中の飛行機の貨物室が開く積み荷を落としてしまったという説。

5.鳥原因説

・ 石川県でおこったオタマジャクシ事件はこれが一番の有力説であった。石川県はサギという鳥が生息する地域であった。

 サギは一口で多くのオタマジャクシを飲み込みためておくことができる。

 それがタカなどの好戦的な他の鳥に襲われると飛ぶスピードを確保するために腹や口にためていた食物を全て吐き出すのだそうだ。

他地域のものも捕食型の鳥類が有力ではないかと指摘する方*1もいる。

以上がファフロツキーズの現象とその原因の仮説でした。

photo by Darwin Bell

ファフロツキーズ現象の原因はいまだに不明とされていますが、 もしお金が降ってくるのなら風で飛んでいってしまう紙幣1枚ではなく束になって降ってきてほしいなと思いますね。

アニメ「天空の城ラピュタ」では女の子シータが降ってきますが、 ファフロツキーズのように大量の女の子がふってきたら パズーはどうしたのかなあ

*1:筑波大学の藤岡正博准教授)