おみその脳みそ

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AR技術で拡張現実を体感その2

前回はAR技術の紹介におわりましたが、本当にかきたかったのはこちら。

その1→AR技術で拡張現実を体感 - おみその脳みそ

photo by Vanity ♪

ARで仮想現実が現実になる

前回に引き続きおもったこと。というかこちらが本題なのですわ。 前回はARの紹介に終始してしまったわけですが、この技術は実はかなりすごくて、これが流行ってしまったらこれまでの倫理観や建築を大きく変えてしまう可能性があるのです。今日はそんな妄想話。

1.AR技術、拡張現実の流行でおこること

まず、拡張現実が流行すると起こりうることは、

1.仮想現実と現実が逆転する 2.現実世界にはAR用のマーカーだけで充分になる 3.仮想現実と現実がシームレス化する 4.上記すべてを満たすと、現実世界は複合現実世界へ

他にもありますが、だと思っています。

2.仮想現実につながる媒体

Virtal Reality仮想現実(以下、VR)の基本的な定義として、最近はネットワーク世界そのものがVRと呼べると思います(*註1)。 「インターネットでは世界の情報を1秒以下で得ることが出ます。現実で日本人がブラジルの景色を見ようと思ったら24時間以上かかるので、その世界がネットに収まっていることでそれは説明になるといいなと思っています。」

このネットワークに接続する媒体は、経済産業省によればPCがメインだったと思いますが、実際はスマホがメインになっているのではないかと思っています(*註2)。

3.女子高生は一日の半分以上を仮想現実で生きている

実際、女子高生の80%は1日に6時間以上はスマホを見ているそうです(うち、20%は9時間以上。ある日本のバンドは「スマホはもはや俺の臓器」とも歌っているくらいに僕らはスマホ画面を見てデジタルアーツの行ったアンケート。今回で6年目。います。さらに言えば固い予想ですが、スマホの利用目的はSNSなどのネットだと思っています。 一日の睡眠時間を6時間、洗面や風呂を1時間、食事を1時間と考えると、一日に自由に活動できるのが16時間といえます。 16時間のうち、9時間もスマホをみているということは一日のうち50%はネットにつながっているわけで、10代後半の人間の現実の半分はVRで構成されているといっていえます。10代だけでなしに30代くらいまでは同じことがいえると体感してます。

4.VR(仮想現実)と現実が混ざる

この仮想現実で生きている女子高生は成長すると、これがアイデアのベースになります。やがて仮想現実を豊かにするアイデアなどを発想する天才も現れることでしょう。

AR(拡張現実)に話を戻すと、スマホを扱うことになれた世代がこの拡張現実を利用しない手はありません。 なぜなら手軽だからです。

ARを利用すると、気軽にSNSを体験できます。気になるグルメスポットがあればタグを貼って友人と同時に食事しなくてもARを介して仮想空間でつながれます。

仮想空間でほとんど生活している人にとって、こちらでコミュニケーションをとる方がよほど自然なので、現実世界にタグをつけるAR付行為は、ごく普通のことになっていくと思います。

こうなってくると、「ARが貼り付けやすいようなビルの外装」が人気になると思います。言うなれば、外装のほとんどないシンプルでプレーンな、キャンパスのようなビルですね。 情報量が減ってくると、大きな建物も必要なくなります。 だんだん町はAR用のキャンバスだけがあればいいので、シンプルに殺風景になると思いますね。建物の変化は町を変えます。

また、スマホの操作も面倒になってくるとグーグルグラスなどを利用して、常時タグを発見できる状態を用意したくなります。このグーグルグラスの音声操作もわずらわしくなったら、脳波でスマホを操作する技術を使って、タグをつけたいと思った瞬間にどんどんタグにお店のみた感想や、思いを張っていきます。

いわば、仮想現実と現実のシームレスになっていきます。

5.VRがシームレスになった世界

すでに脳波でスマホを操ることができる以上、AR技術がもっとお手軽になったら、あとはきっかけだけで世界が変わってしまいます。かつて、ポケベルが僕らのコミュニケーションを変えてしまったように。 また、AR技術は現実に情報をタグなどによって付加できるので、今までの仮想現実のみのコミュニケーションと比べるとより身近に相手を感じることができると思います。

遠い人は仮想現実でつながり、近しくなれば拡張現実で。

という使い分けになるのかな。 でも、最終的にはやはり現実世界でつながる方がいいような気がしますね~。何もいらないんだもの。