吉田松陰に学ぶ"オモイ"を伝える方法
上京したい。 と昔からよくささやかれるテーマではありますが、これ大変なお願いだったりするのでしょう。情熱をもってすれば伝わるのでしょうが。
いったいどうすれば・・・。 とお悩みの方もいるはずです。
僕の場合は、自給自足がしたいという願望があるのですが出来るわけもなく街であぐらをかいております。なまぬるくいたい、そんなぬるさが僕を甘やかします。 情熱の伝え方。ちょっと考えてみたいです。
実はこんなことを考えたのは、いま吉田松陰のドラマがやっていることを知ったのが原因なのです。あまり好きな放送局ではないのでタイトルとかは伏せちゃいますが。
たまたま見た回は、吉田松陰の門下生の吉田稔麿*1という男が吉田松陰の塾*2と対立関係の塾生とけんかをしてしまい、江戸で遊学するための嘆願が取り消されてしまうという放送をしていました。 江戸に行く熱意だけは捨てられなかった稔麿は悔しくなってしまいます。
その時、吉田松陰が門下生の稔麿に問うわけです。
「なぜ、江戸に行きたいのか」 「学問を学びに」 「なぜ江戸に?」
続けて
「どのように?」「どうして?」
稔麿は黙ってしまいました。 続けて聞くのは
「なぜ学ぶか。君の志はなんだ?」
でありました。
いや~、耳が痛いね~! これが解けたものは情熱を伝えることができるんじゃあないですかね。情熱はいわば、志や夢に置き換えることができます。 夢を一緒に目指したい、そのために協力してほしいって手を握られたら応援したくなってしまうのが江戸っ子のサガです。
青年期以降の人間にとっての良い指導者ってのは、常に哲学を与えてくれる気がしますね。 まずは、相手に情熱をぶつける前に情熱の根源を自分で分解して考えることが大事だと思いましたね。
これ、もし恋愛なぞに例えるなら
「なぜおみそと付き合いたいのか」 「なぜおみそなのか。君の志はなんだ」
と、なりますよ。
ハッとして、やっぱり他の人でもいいやとならないことを祈りたいところです。
「あなたじゃなきゃいけない理由はコレコレコレコレ!!!」
こんな風に詰められたいところですね!
夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし。
夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし。(吉田松陰の名言) | 幕末ガイド
という吉田松陰先生の言葉もあります。情熱の具体的な展開図を広げることができたら後は行動もおのずと決まってくるはず。 思いを伝えきれない人は、その正体をよく考えると頭がすっきりしますよ。
繰り返しになりますが。 相手に思いを伝える前に、
「なぜ****ではないといけないのか。」
考えてみてもいいかもしれません。 情熱にあふれるものは周りを動かします。手段が失敗しても目標が失われない限り、何かしらの反応があるはずです、ファイト!
・・・なんだか熱くなっちゃった。