不労所得の不文律
10年ほど前ですがとあるブログで目にした文章が頭を離れません。
もし、こんな仕事があったら、あなたは希望しますか?
年収は1,000万円保証。終身雇用で途中退職は許しません。仕事は、朝9時に出社して、独房に入ります。冷暖房完備。ゴロゴロしていてOK。ベットとトイレとテレビ有り。夕方5時まで独房で過ごします。それを35年間繰り返す事。アフター5は自由です。家庭を持ち、パパになり、家族のために働くも良し。生涯独身も良し。土日も休みです。
おそらく不労所得のことを指しているんでしょうかね。
個人的には作家やアート系の方はこの環境は受け入れるのではと思っています。
生活の基盤が保証された上で、作家活動に勤しめるなんて理想的だなとも思いそうです。
これの厳しいところは、外出が難しいとこころですかね。
この点が引っかかり、不労所得ではないではないかと反論を受けそうな気がしますね。
一般的な夢見る不労所得は遊んで暮らしてそれでも尽きない財産みたいなことだと思いますが、
これはこれで飽きがくるんだとか格闘家の朝倉未来さんがYoutubeでぽろっと漏らしましたね。
(どんな遊びをしたのかわかりませんが)
大体、本当に自分のことだけを考えて働かずに遊び続けると財産を増やす要素がないですから、自由落下中の無重力感のようなものを受けて不安になるものではと想像しちゃいます。
果たして不労所得者かつ無労者の皆さんいかがなんですかね。
一方、よく自己啓発のような発言をする人の中には、
全力で遊べば仕事になる
とか言っちゃうひともいますが、こりゃあコミュニティに属している前提があると思いますね。
遊びを仕事とした場合にはどこかで境目がなくなって両方向からの、目標の引っ張り合いによるストレスも発生するだろうし、遊びが仕事になることはなさそうだなと思っていますね。
とくに作品作り系の方は、仕事にした場合は他人の評価による影響を無視できるようになるにはたぶんに既得権益が絡むのではと、偉い人に頭の上がらない方を見ていると感じますよ。
冒頭に戻ると、独房に入りいわゆる高収入を得ることを不労所得だと考えた理由は、不労の裏に隠された不文律があるのかなという直感によるものですね。
直感は経験の蓄積によるものですから、別の意見を受けている方は冒頭の引用を見てもナンノコッチャですよ。あるいは、公務員かなと思う方もいるかもしれませんね。
それもまた別の可能性として今日はここまでに。