おみその脳みそ

猫や時事ネタや、ネトゲや仕事で使えるコミュニケーション術を扱います。

ソースは?出典明記とソースは俺

STAP細胞はあります。

学問であまり使われたくはないが、有名なことばの”剽窃*1”を世に知らしめるきっかけとなった事件がありました。

覚えているでしょうか。

以下、当時の記事を引用。

別の論文と記述が酷似 STAP細胞の論文 :日本経済新聞

理化学研究所の研究者が英科学誌に発表した新たな万能細胞「STAP細胞」の論文で、2005年に米科学誌に掲載された論文と酷似した記述があり、無断で引用した疑いがあることが28日判明した。理研は「記述が似ているとの指摘があることは把握している」と述べ、不自然な画像データとともに、調査を進めているもようだ。

記述が酷似しているのは、STAP細胞の染色体に異常がないかを調べた方法を説明した補足部分。論文の主要部ではなく、内容の根幹には影響しないとみられるが、ドイツの研究者らが05年に、米国の生物学の学会誌に発表したマウスの胚性幹細胞(ES細胞)に関する論文の文章と10行にわたってほぼ同一だった。引用や参照したとの記述はない。〔共同〕

 

以上。

学生時代のへりくつと学生論文の裏技に迫ります。

 

 

STAP細胞が騒がれた当時は、著作権だ~とかは知っていましたが、万能細胞だとかインパクトもあったため、論文の剽窃はまたたく間に学生の間で話題になりました。

それ、剽窃じゃない?

誰の出典?

 

こんなやりとりがありましたよ。

 

かくいう私は真面目学生だったため、辞書や百科事典、孫引きすら剽窃を恐れて出典明記するようになったのですが、

学業の先行研究活動も2年もたつと様々な手間を一蹴したのが

ソース俺

でした。

 

学生論文の裏技の答えはソース俺なんですね。

 

実学は知りませんが虚学においても自身の経験は強いんですよ。

とくに文化史系*2の分野では実地調査できますから、百科事典などで地域的な特徴が挙げられたり、史実なぞちょっとでも出てくれば、たとえ被っている内容でも、人によって受け取り方は変わりますので、現地に赴くことで研究内容を充実させることができます。

経済研究も同様でしょうか。文学系分野にいましたので不明*3ですね。

 

ともかく実地調査により、先行研究と類似した研究結果が出てきても、先行研究を示したうえで、ソース俺だが、俺の場合はコレっていう、サンプル数1の貧弱な抵抗ができます。

サンプル数1ですが、学生研究ですとニッチなところにも足を運びますので、誰も興味ありません。サンプル数1で、絶対数2なら、先行研究におじぎをしながら横に並べるんですね。たいそうなおごりですよ。

 

こうなってくると、重要なのはいかに論理的に説明できるかです。

研究の根拠よりも、論理的かどうかという点に焦点がうつるなんて、さみしいですよね。

しかしそこに虚学の醍醐味があるんでしょうかね。

なんとも字のごとくと言ってしまうと先生方に怒られそうですが、

もし虚学で行き詰まっている方がおりましたら、ソース俺をいかに用いれるかに頭を働かせると突破口があるかもしれませんね。

 

そして、屁理屈になれてくるとこたつ飯が作れるようになってきます。

たとえば、この記事なんてそうですね。

この記事なんて、何一つ経験が伴っていないんですから。

 

*1:ひょうせつ:《名・ス他》他人の文章・語句・説などをぬすんで使うこと。

*2:文化史すべてを虚学と考えてはいません

*3:アンケートなんかよくもらっていたから、あれが調査だったのかな