おみその脳みそ

猫や時事ネタや、ネトゲや仕事で使えるコミュニケーション術を扱います。

超科学には夢がある

スカラー波についてしらべていると、

  1. スカラー波の観測は4次元時空で定義されている(*1)
  2. 元米イルミナティー秘密組織という謎の組織の科学者がスカラー波を利用して、放射性物質を全て中和しようと企んでいる(*2)
  3. 発生装置は既に完成していて、うつ治療に使用できる(*3)

なんて様々な憶測がとんでいます。

これらに集約されているのは人々の「希望」だったり「願い」だったりするな~と気づいてきました。
4次元時空が認められれば、時間の上の高次元枠を考えることもでき、3次元を資格的ないし直観的に理解できると思うのよね。次元空間を考える時は川に例えられるから、難しくて理解しづらいひとは川でみてみ~。

放射物質をすべて中和とか、精神病治療も、あったらいいなだし。
これを利用して悪さするのは許せんけどねえ。

でも夢を語ってそれに対するアプローチを頭の中で展開させて発表するのは面白いとおもっています。ろまんがあるし、キラキラしてるよ。

これに対して実際の話で、粒子レベルで発見があったといわれても、ぼくらが気軽に観測するのは難しくて、実はこれらの超科学とあんまり違いがないようにもおもえる。
例えば、

*体内の微生物を一定の数に整える酵母を発見しました!効果は5か月後に発揮されます!

なんていうのがあったら、健康志向の人は飛びつくかもしれないし、マスコミが騒ぐかもしれない。でも、5か月もたったら忘れてしまうよ。それで効果が出てきても微生物整えられてもなあという心もちですよ。

STAP細胞とかは再生医療に関係してくるから特別みんなが反応したけど、じつは「無いことの証明」は難しい。そんなのは「悪魔の証明」といわれていて、タブーなんだ。
だって、世界のすべてを探すことは物理的に難しいから。

だから一度「なにかの存在の証明」を否定されたら、主張側の彼らは反論のしようがないんです。観測したと思っている彼らはただ「ある!」と言い続けるしかない。
でも、「あるない合戦」は「ない」と言っている人たちのが有利。しかも皆で個人を変人扱いできるから共通の敵が出来て、団結力もつく。
勢いがついてきたら、ただ自分たちの攻撃欲求の回収に終始してしまうよね。そうなってしまったら「UFOがいると言っている人たちをどのように論破しようか」という部分にスポットがあたってしまい「UFOの存在」の面白さやロマンは置き去りになってしまう。仮に作り話でもいいじゃない。

超科学の頭から否定は想像の否定につながってしまうんじゃないかと不安になるよ。
まずは全部信じてみて矛盾があればつじつまがあうように訂正していく。

ほころびが出なくなったら完璧な物語になると思うんだけどね~。

ハードSF系小説みたいにリアリティのある不思議体験もっとききたいです。

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*1
http://www.stannet.ne.jp/kazumoto/scalarwave_mkspt1.pdf
スカラー波は存在するか?pdf版
*2
http://quasimoto.exblog.jp/18946831/
電磁場の縦波成分を扱う理論
*3
http://www1.odn.ne.jp/jiryu/cnts/sc-70.html
スカラー電磁波発生装置